日本茶初心者におすすめの一杯|最初に試したいお茶と淹れ方

お茶の成分と効能

日本茶初心者におすすめの一杯|最初に試したいお茶と淹れ方

日本茶をはじめて楽しむ方へ

「日本茶に興味はあるけれど、どこから始めればいいか分からない」「最初に試したいお茶と、失敗しない淹れ方を知りたい」——そんな声をよくいただきます。結論から言うと、日本茶初心者には、ほうじ茶や玄米茶から始めるのがおすすめです。香ばしい香りとすっきりした味わいで飲みやすく、淹れ方も「沸騰したお湯を注いで30秒ほど待つ」と覚えやすいです。慣れてきたら煎茶や抹茶入りかりがね茶に挑戦すると、旨みと香りの違いを楽しめます。朝野東生園では、抹茶入りやみつきかりがね茶が一番人気で、初心者の方にも「まずこの一杯から」とご案内することが多いです。

私たち朝野東生園(あさのとうせいえん)は、創業60年の日本茶専門店です。店頭では、淹れたての煎茶を一杯サービスする習慣があり、初心者の方にもお茶の味わいや淹れ方をお伝えしています。この記事では、日本茶初心者におすすめの一杯と、最初に試したい淹れ方を、参照できる情報に触れながら、朝野東生園ならではの視点からお伝えします。


初心者におすすめの日本茶:ほうじ茶・玄米茶から

日本茶のなかでも、初心者に飲みやすいのは、ほうじ茶と玄米茶です。ほうじ茶は煎茶や番茶を高温で焙煎したお茶で、香ばしい香りとすっきりした味わいが特徴です。焙煎によってカフェインがやや少なめになる傾向があり、苦味や渋みが抑えられ、熱いお湯で手早く淹れられるため、初心者でも失敗しにくいです。玄米茶は煎茶に焙じた玄米を混ぜたお茶で、香ばしさとすっきりした旨みが特徴で、茶葉の割合が少ないためカフェインは少なめです。どちらも日常的に気軽に楽しめるお茶として、多くの方に愛されています。

参考として、ほうじ茶は熱いお湯で30秒ほど待って注ぐ淹れ方、煎茶は75〜80℃に冷ましたお湯で1〜2分蒸らす淹れ方などが、JA静岡市の「おいしいお茶の淹れ方」※1や各所の淹れ方ガイドに記載されています。

朝野東生園ならでは:抹茶入りかりがね茶から始める

朝野東生園では、初心者の方に「まず抹茶入りかりがね茶から」とご案内することが多いです。茎茶の軽やかさに抹茶のコクが重なり、すっきりした味わいで飲みやすく、合組(ごうぐみ)技術で香り・旨み・後味のキレを整えているため、一口目で「おいしい」と感じていただきやすい一杯です。やみつきほうじ茶は深煎りの香ばしさが特徴で、玄米茶は香ばしさとさっぱりした旨みが特徴です。いずれも初心者の方に選んでいただきやすいお茶です。


最初に試したい淹れ方:温度と時間の目安

日本茶は、種類によって最適な温度と時間が異なります。初心者が覚えやすい目安は、次のとおりです。

ほうじ茶の淹れ方

  • 茶葉:1人分約2〜3g(ティースプーン1杯程度)
  • お湯:沸騰したお湯をそのまま注ぐ
  • 抽出時間:約30秒
  • ポイント:熱いお湯を使い、手早く注ぐ。厚手の湯呑みが向く

煎茶の淹れ方

  • 茶葉:1人分約2〜3g(ティースプーン1杯程度)
  • お湯:沸騰したお湯を湯呑みに注ぎ、75〜80℃に冷ましてから急須に注ぐ
  • 抽出時間:1〜2分
  • ポイント:濃さが均等になるよう、最後の一滴まで注ぐ。2煎目を美味しくするため、1煎目を注ぎ終えたら急須の蓋を開けて熱を逃がす

職人の科学:なぜ温度で味わいが変わるのか

お湯の温度が高いほど、渋み・苦味の元となるカテキン(タンニン)が溶け出しやすくなります。一方、旨み・甘みのもととなるアミノ酸(テアニンなど)は、やや低めの温度でもゆっくり抽出されます。煎茶は70〜80℃に冷ましたお湯で淹れると、旨みが引き立ち、渋みが抑えられた飲みやすい一杯になります。ほうじ茶は焙煎で渋みが減っているため、熱いお湯で手早く淹れても飲みやすく、香ばしい香りが立ちやすいです。


水選び:軟水がお茶に向いている

お茶を淹れるとき、軟水が向いています。ミネラル分が少ないため、茶葉の成分をやわらかく引き出し、香りと旨みが穏やかに立ち上がります。水道水の場合は、一度沸騰させてカルキを飛ばし、さらに5分ほど沸騰させるとカルキ臭が除かれやすくなります。朝野東生園では、軟水でお茶を淹れており、この水と茶葉の相性の良さを、初心者の方にもお伝えしています。


軟水で淹れる、初心者の一杯

朝野東生園では、軟水でお茶を淹れています。軟水で淹れると、少なめの茶葉でも香りと味わいが整いやすく、初心者の方でも「おいしい」と感じていただきやすい一杯になります。料亭や旅館でも、この水で淹れた日本茶がお出しされており、水と茶葉の相性を日々大切にしています。


初心者の一杯が、心の句読点に

日本茶をはじめて楽しむとき、特別な道具は必要ありません。急須と湯呑みと茶葉とお湯があれば、今日から始められます。お湯の音に耳を澄ませ、湯気を眺め、香りを吸い込んでから一口飲む——その短い時間が、日常のなかで心の余白になってくれますように。朝野東生園では、公式サイト(https://touseien.com/)とお電話(0765-22-2197)で、初心者向けのお茶選びや淹れ方のご相談もお受けしています。


参考・参照

朝野東生園の日本茶日和をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む

タイトルとURLをコピーしました